燃料ポンプの故障
1.トヨペット1500の愛車を真夏の炎天下に長時間駐車したあとエンジンがかからなくなり、日陰に移動して暫く車体を冷やしてからアクセルペダルを何回も踏み込んでエンジンを回すと、やっとエンジンをかけることが出来たという経験を何度も味わった。
2.炎天下に長時間駐車していると、燃料輸送管の中で「ベーパーロック」(ガソリンが気化して気体の層を造り、燃料が燃焼室に運ばれなくなる現象)が起こってエンジンがかからなくなるのだと思っていた。
3.ところが自動車工学の書物に目を通していて、自動車には燃料を燃焼室に積極的に送り込むための「燃料ポンプ」が装備されていることを知った。
4.早速愛車のボンネット開けて調べてみると、機械式燃料ポンプの「ロッカ・アーム」が折れて燃料ポンプが働いていないことが分かった。
5.ジャンク・ショップで買って来た「燃料ポンプ」に取り換えた後は、真夏の炎天下でエンジンがかからなくなるトラブルは皆無となった。
知識不足が招いた勘違いによる失敗であった。