ギョベクリ・テペ遺跡の謎

1994年、トルコの南東シリアとの国境に近いシャンルウルファの近郊の丘の上で、農夫が畑を耕していて巨大な石柱を発見しました。

1995年、ドイツの考古学者の協力で発掘作業が始まり、2007年からドイツの考古学者指導の下に本格的な発掘作業が行われました。

調査の結果、直径20〜30メートルほどの円形や楕円形に石を積み上げた建造物が発見され、人々が祈りを捧げていた神殿であることが判明しました。

炭素年代測定をはじめとする厳密な科学的手法で分析した結果、なんと、遺跡が建てられたのは推定11,500年前!日本では縄文時代のことです。これは、定説でいうギザの大ピラミッドが完成するよりも7、000年も前という結果だったのです。

このギョベクリ・テペ遺跡には沢山の謎が有ります。

<謎1>重さ15トンもの巨石を使って神殿を建造する技術がこの時代に在ったとは考えられない。

<謎2>宗教は人類が農耕により定住を始めた後に始まったとされるのに、12,000年も前の狩猟時代に神殿が建造されていた。

<謎3>神殿建造には沢山の人と長い年月が必要だったはずなのに、近くに人が住んでいた形跡が無い。

<謎4>遺跡は無傷のまま何者かによって埋め戻されていた。何のため?

この遺跡は、異星人がやって来て建造した天文台では無いかという説もあります。

 

戻る