分け入っても分け入っても青い山
大正15年 宮崎県西臼杵郡高千穂町にて
行乞流転(ぎょうこつるてん)の道すがら、高千穂に辿り着き、この句を詠んでいる。
たしかに九州の背骨のような山塊と濃い緑の樹木、その間を蟻が地を這うように歩き続けるのだから、辛くもあり心細くもあったに違いない。
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